ヘミシンクとは?
About Hemi-Sync
バイノーラルビートは、ヘッドフォンをして、右耳に300Hz,左耳に305Hzの周波数の音を聞くと頭の中でその差5Hzの音として聞こえるものでしたが、この技術を応用しさらに発展させたものにヘミシンク(Hemi-Sync)といった音響技術があります。
ヘミシンクは、「ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション」を略した語で、右脳と左脳が同調するという意味です。
バイノーラルビートは、ただ単調な音を同調しただけのシンプルなものでしたが、ヘミシンクでは、何層もの複雑な音声を組み合わせることでうなりを発生し、特殊な脳波を発生させて脳全体に同期現象を発生させます。
ヘミシンクは、ニューヨークのラジオ番組製作会社の社長だったロバート・モンロー(1915~1995)が、睡眠学習法に興味があり、自分が被験者となって実験を行っているとき幽体離脱現象を経験したのをきっかけに開発されました。後にモンローは、モンロー研究所を設立し、ヘミシンクはモンロー研究所の特許技術となっています。
右耳と左耳に若干異なる周波数の音を聞かせると、その音の差が脳幹で検出されることに注目し、さらにその信号が両脳に伝わり、脳波を発生するすることが分かりました。特別な意識状態(変性意識)は、数ヘルツ前後の脳波状態で起こることも明らかになりましたが、その周波帯の脳波が、α波、γ波、δ波、Θ波といった種類の脳波に該当します。
ヘミシンクは、それらの脳波へ誘導するのに適した音声を利用します。当初は、幽体離脱を想定して開発されていったものですが、潜在意識状態への誘導に適しているため、リラクゼーション用、学習用、催眠用、瞑想用、睡眠用あるいは、スピリチュアル的なものとして利用されています。
基本的に、ボーカルがない音声がほとんどですが、ニューエイジ系、ハイヤーセルフなどスピリチュアル色の濃いものから純粋に音楽、BGMとして楽しむこともできます。
ヘミシンク音声
ヘミシンクを利用した音楽は数えきれないほど多くあります。
著作権上、日本ではあまりみかけなくなりましたが海外のYOUTUBEでは公開されているものがあるので、試聴して体験してみるのもいいでしょう。
ヘミシンクの利用方法
プレーヤー
通常のCDプレーヤーで利用できます。
サウンド効果はOFFにしないと効果が低下します。
携帯用音楽プレーヤーに保存する場合は、Wav、AIFF、mp3形式(192kbps以上)。圧縮しすぎると効果が弱まります。
・ヘッドフォン
聞くときは必ずヘッドフォンを利用しましょう。モノラルだとヘミシング効果はなくなりますが、リラクゼーション用としても効果があります。
・ボリューム
ヘミシンクは意図的にほとんど聞こえないように製作されています。あまりボリュームを上げないようにしましょう。
注意事項
・眠気を誘うことが多いので車の運転中、歩行中、自転者にのりながら聞かないようにしましょう。
・体調に異常が生じたときは、使用を中止しましょう。
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