腸活に役立つ善玉菌(プロバイオティクス)の種類とサプリメント~乳酸菌、ビフィズス菌、ビール酵母など~

食品・サプリメント
Fun gut bacteria cartoon mascot being shown with a magnifying glass. Could be result of probiotics promoting good digestive flora or other microbes.

はじめに  ~HSP気質/トラウマケアに役立つ腸内菌~

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)や機能不全家庭でトラウマを背負って育った方は、神経過敏で子供の頃から下痢気味あるいは便秘気味であった方が多いのではないでしょうか?
うつ病などを発症している方は、自律神経が乱れIBS(過敏性腸症候群)のような症状を併発している方もかなりいます。

腸内の症状を整えるには、自律神経の他にも腸内環境(腸内フローラ)も整えることが大切です。
腸内環境を整えるのにまず重要なのが腸内で有効に働いてくれる善玉菌を増やすこと。
善玉菌は、プロバイオティクスとも呼ばれます。
代表的なプロバイオティクスは乳酸菌ビフィズス菌などの腸内有用細菌が知られています。
小腸では乳酸菌、大腸ではビフィズス菌が主に働き、それらの善玉菌の数が多いほど腸内環境が整い便秘や下痢などの症状も改善され、IBS(過敏性腸症候群)の改善、ダイエットなどにも繋がっていきます。
善玉菌は食品類に含まれていますが、ただ摂取しても体内では胃酸によって破壊されそのほとんどは腸内までに行き届きません。

腸内の善玉菌を増やすには、

1.食品から摂取する場合、腸まで行き届く強い善玉菌を利用する
2.腸内に善玉菌の餌(プレバイオティクス)を与え増殖させる

方法があります。
本記事では、腸まで届く善玉菌の紹介と効果的なサプリメントを紹介しています。

プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクスについての詳細は下記記事へ

乳酸菌 ~乳酸を生成する菌類の総称~

乳酸菌は、体内で炭水化物(糖質)を消費して乳酸を生み出す細菌の総称で「乳酸菌」という名の菌が存在しているわけではありません。
乳酸菌は、人の体内では良い働きをしてくれる「善玉菌」。
ビフィズス菌、ガセリ菌、ブルガリクス菌、シロタ菌などが人に住んで働いています。
乳酸菌は、乳酸、酢酸を生み出すことで腸内を酸性に保ち、「悪玉菌」と呼ばれる菌の増殖を抑えて腸内環境を有害菌から守ったり、腸の運動を活発にしてくれます。


乳酸菌は、自然界に広く存在し、人の体内の他、多くの食品類の中にも生息します。
菌も人と同じように生命活動を行っているため、その育成のためにはオリゴ糖、アミノ酸、ビタミン類、ミネラルといった栄養素(餌=プレバイオティクス)を与えていくことが必要になります。
乳酸菌にも生きたものと死んだものがありますが、どちらも腸にとって有効に働きます。
活きた乳酸菌は腸の働きを高めてくれますが、死んだ乳酸菌はビフィズス菌の餌となってビフィズス菌の働きをの活性化や、血圧を下げたり免疫を調整する作用があるといわれています。
ビフィズス菌と乳酸菌の働きを助けるといわれるのが食物繊維、オリゴ糖やラクトフェリンなどになります。

【多く含まれる食品】
牛乳、ヨーグルト、カルピス、キムチ、糠漬けなど

おすすめ商品

乳酸菌はほとんどの場合、胃酸で死んでしまい腸まで届かないものがほとんどです。
乳酸菌の効果を得るには腸まできちんと届く強い乳酸菌が入った商品を選ぶ必要があります。
また、乳酸菌の種類によって効果が異なってくるので目的の症状にあったものを選ぶといいでしょう。

LG21乳酸菌・・・胃癌予防、便秘解消に

「LG21乳酸菌」は他の乳酸菌よりも胃で生き残る力が強く、しっかりと生きた乳酸菌を腸に届けてくれるので腸内の働きを活性化し便秘を解消してくれます。また、胃で働き胃がんの原因となるピロリ菌を退治してくれます。

ガセリ菌EP株・・・内臓脂肪を減らしたい方に

ガセリ菌SP株」は生きて腸まで届き、しかもそこに長くとどまることが世界で初めて確認された乳酸菌です。つまり、それだけ長く善玉菌としての健康効果を持続することができ、内臓脂肪を減らすのを助けることが実証されています。

カスピ海ヨーグルト・・・便秘改善、中性脂肪低下、アトピー性皮膚炎などに

カスピ海ヨーグルトに含まれる「クレモリス菌FC株」は善玉コレステロールを増加し便秘改善だけでなく、大腸炎症状改善、中性脂肪低下、アトピー性皮膚炎の症状の改善に期待できます。

R-1・・・ウィルスなどの免疫力向上に

R-1に含まれる「1073R-1乳酸菌」は免疫力を向上し、風邪やインフルエンザへの免疫が向上するという結果も報告されています。

ビフィズス菌・・・・大腸の善玉菌の主役

学術的にビフィズス菌と乳酸菌は異なる菌ですが、乳酸を生成するため乳酸菌の仲間として扱われることもあります。
どちらも腸によい働きかけをする善玉菌ですが、乳酸菌はヨーグルト、味噌などの食品や小腸内に多く生息しているのに対して、ビフィズス菌は大腸内に生息しています。
大腸にいる善玉菌のうち、約99.9%がビフィズス菌で、乳酸菌は約0.1%であるため、大腸の調子を整えるために、ビフィズス菌はなくてはならないものです。
また、乳酸菌が乳酸を作るのに対し、ビフィズス菌は大腸のなかで乳酸に加えて酢酸を作ります。
酢酸は強い殺菌力があり、大腸菌などの悪玉菌の繁殖を抑えたり、大腸の粘膜を保護。腸内環境を整え、悪玉菌が有毒物質を作り出すのを防いでくれます。
ビフィズス菌が多いと栄養成分の吸収を高め、便秘や下痢を予防し、腸内細菌が作り出す腐敗産物や便臭が減るばかりでなく、肝臓の負担も軽減してくれるようになります。

また、ビフィズス菌は、腸内でビタミンB群やビタミンKを合成し、その一部が吸収利用されることがわかっており、貧血や出血性疾患、肌荒れなどの予防に効果があります。
食品にビフィズス菌が含まれている食品もありますが、あまりありません。
また、食品からビフィズス菌を摂取しても胃酸や胆汁によって死んでしまうので、大腸までなかなか行き届きません。
そのため、生きたビフィズス菌を大腸まで届けられるようなサプリメント(プロバイオティクスという名前をつけた健康機能が高いヨーグルトなど)を活用するのもいいでしょう。

おすすめ商品

新ビオフェルミンS錠・・・整腸サプリのロングセラー

大腸まで届くビフィズス菌と、小腸を整えるフェーカリス菌、アシドフィルス菌の3つの乳酸菌が入った成長作用の評価の高いロングセラー品。粒状タイプなので、旅行、出張先にも携帯できます。

ビフィーナEX・・・ビフィズス菌

ビフィズス菌末、アシドフィルス菌末、ガセリ菌末などの腸まで届く善玉菌にオリゴ糖も一緒に配合された粉末状サプリメント。料金は高めですが効果も高いようです。

ビール酵母  ~多くの栄養素をもつ有用菌~

ビール酵母は、ビールの製造過程で、アルコール発酵を行う酵母です。アミノ酸、ビタミンB群、各種のミネラル類、食物繊維などをバランスよく含み、栄養補給や滋養強壮に利用されてきました。
胃腸の働きを活発にするとともに栄養補給にも役立ちます。ビール酵母には、乳酸菌など腸の働きに役立つ菌を増やしたり、食欲を増進させたりする働きがあるため、このビール酵母から生まれた本品は、弱った胃を助け、消化不良や食欲不振など胃の働きが不十分なために引き起こされる症状を改善します。
最近では、ダイエット効果についても話題になっています。

おすすめ商品

エビオス錠・・・内臓の代謝をあげる

ビオフェルミンは乳酸菌によって整腸作用を高める効果がありますが、ビール酵母は体の代謝をあげる効能があるため内臓の代謝自身をあげることで便通を促す作用があります。また、ビール酵母にはビタミンB1・B2・B6などのビタミンB群や、たんぱく質、ミネラルといった栄養素の他にも、食物繊維、核酸などが豊富に含まれており、相互作用で不足しがちな栄養素が補え、私たちの体に欠かせない必須アミノ酸の補給にも役立ちます。

納豆菌  ~胃酸にも負けない最強の菌~

納豆菌とは、枯草菌(こそうきん)という細菌の一種で納豆をつくるときに必要な細菌です。納豆菌は田んぼ、枯草、稲藁などに生息しています。
煮大豆に納豆菌を加え発酵させて納豆ができます。
納豆菌は-100~100℃の環境や過酷な酸性環境でも耐えることができ、胃酸で死ぬこともなく、生きたまま腸内に到達し善玉菌を活性化させてくれます。
また納豆ができるまでに「ナットウキナーゼ」というたんぱく質分解酵素ができます。

ナットウキナーゼは、血栓を溶かし血液をさらさらにする働きがあり、脳梗塞などの予防、改善としてサプリで販売されています。

【多く含まれる食品】
納豆

おすすめ商品

納豆が持つ有用成分をそのまま生かすため、フリーズドライ製法で粉末化。納豆の栄養価はそのままに、生きた納豆菌をひとさじで10パック分摂ることができます。
納豆が苦手な人は、粉末状の納豆菌を食事に入れて食べてみてはいかがでしょうか?

麹菌  ~多くの分解酵素を生み出す~

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麹菌とは、日本をはじめ湿度の高い東アジアや東南アジアに生息する麹をつくるための糸状菌の総称です。
味噌、醤油、みりん、甘酒、漬物、米酢など日本発祥の調味料や発酵食品にそれぞれ用途に異なる麹菌が用いられています。
麹菌はたんぱく質をアミノ酸に分解する「プロテアーゼ」、でんぷんを糖に分解する「アミラーゼ」、脂質を分解する「リパーゼ」をはじめ、たくさんの酵素を生成します。
麹菌が生み出す酵素の力によって、食品が体内に取り込まれると消化・吸収が効率よくできるようになったり、酵素によって生み出されるオリゴ糖をエサに腸内の善玉菌が活性化し、腸内環境が良くなったりします。

麹菌は豊富なビタミンやミネラルなどの栄養素をつくり、疲労回復や美容促進にも関係しているといいます。

【多く含まれる食品】
味噌、醤油、みりん、甘酒、漬物、米酢

おすすめ商品

生菌活フローラ・・・麹菌の他多くの菌も配合

厳選した乳酸菌(アシドフィルス菌など26種)・酪酸菌・麹菌を業界最高水準で配合。
ダイエット・健康・スッキリも生菌活フローラだけでOK!

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