「完全無欠」のバターコーヒーとは
2015年にデイブ・アスプリー著『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』が日本で発売されて以来、そのダイエット効果で日本にも「完全無欠」のバターコーヒーが浸透きてきました。
バターコーヒに用いるバターは、グラスフェッドバターというもので、輸入でしか手に入りませんでしたが、今や既製品のバターコーヒーがコンビニでも発売され、バターコーヒー専門ショップもオープンしているようです。
腹もちがよいうえ、炭水化物(糖質)や長鎖脂肪酸も含まないので、糖質を気にするダイエットや高血圧・糖尿病予防にも効果的です。
さらに、食欲を抑える作用とBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やすがあるので、BDNFの少ないうつ病などの精神疾患者、摂食障害者の方のトラウマケア用飲料として効果的ともいえます。
摂食障害者の方に効果も
バターコーヒーの効果 ~ダイエットだけでなくトラウマケアとしても効果的~
「完全無欠」のバターコーヒーは、食欲を抑え、ダイエット効果だけでなく、BDNF(脳由来神経栄養因子)産生作用もあるので脳の働きを高める他、アンチエイジングなど良好な効果が期待できます。
・無理なく食欲を抑え、過食を防ぐ(摂食障害に効果的)
・中性脂肪を燃焼しダイエット効果
・カフェイン、ケトン体効果
⇒BDNF(脳由来神経栄養因子)増幅作用と脳活性化⇒摂食抑性、
・脳の炎症を防ぎ、脳の働きを活性化
・コーヒーに含まれる抗酸化作用でアンチエイジング、血液さらさら効果
「完全無欠」のバターコーヒーのやりかた
「バターコーヒー」とは、その名の通りバターを溶かしたコーヒーです。
ただし、普通の安いバターは動脈硬化やドロドロ血の原因となる飽和脂肪酸や、トランス脂肪酸が含まれているため、あまり多用するのは健康によくありません。
そのため、グラスフェッドバターという特別なバターを利用します。
バターコーヒーダイエットのやり方は、「グラスフェッドバターとMCTオイル」をいれたコーヒーを朝に1杯飲むだけといった簡単にできる方法です。
一見、栄養価もなく、健康に悪いように思えますが、脂肪燃焼効果が高く、不足しがちなオメガ3脂肪酸や栄養素も豊富に含まれています。
朝一杯飲んだだけでも、昼まで空腹感が来ない上、コーヒーのカフェイン効果と、MCTによるケトン体分泌により頭が冴えるという声もよく聞かれます。
「バターコーヒーダイエット」は朝食を抜く「朝ファスティング」(朝だけ断食)という考え方に基づいています。
人間は食べ物を食べて消化するために約18時間かかるといわれています。
朝、昼、晩と1日3回ご飯を食べると消化の途中で次の食事が入ってきて内臓が休まることがありません。
そこで、朝食を抜いて内臓を休ませ、効率的に消化しダイエットにつなげるという考え方が「朝ファスティング」です。
バターコーヒーに含まれる成分
中性脂肪の原因になるのは、炭水化物(糖質)。
バターコーヒーに糖質は含まれません。
また、動脈硬化や悪玉コレステロールを増やす長鎖脂肪酸も含まれていません。
体内を構成するタンパク質と、中性脂肪にならない良質な脂質(中鎖脂肪酸、非飽和脂肪酸)、コーヒーに含まれる抗酸化性の高いポリフェノールなどが主な成分です。
・タンパク質
・脂質(中鎖脂肪酸、非飽和脂肪酸)
・ビタミン、βーカロテン、鉄分など
・ポリフェノール(クロロゲン酸)
・カフェインなど
「完全無欠」のバターコーヒーでお腹が減らない理由
バターコーヒーたった1杯だけでお腹が減らない理由は、摂食に関わるホルモン「レプチン」「グレリン」の分泌を上手く利用しているためと考えられています。
摂食亢進作用のある「グレリン」は、お腹がすくと胃から分泌されて脳の摂食中枢に指令をだします。
満腹になってくると、脂肪細胞から摂食を抑制するレプチンが分泌されて視床下部に満腹であることを知らせ満腹感を感じさせます。
ただし、肥満体型の人になると、視床下部が鈍感になってレプチンの作用が効きにくくなるので(レプチン抵抗性)満腹感を感じず、過食になってどんどん太ってしまうという悪循環に陥っていきます。
タンパク質は小腸でレプチンを発動させて満腹感を感じさせ、脂肪は膵臓にグレリンの働きを抑制するホルモンをだし空腹感を感じさせないように働く作用があります。
バターコーヒーは、タンパク質と脂肪で構成されているため、タンパク質と脂肪で上手く満腹感を維持し食欲を抑えることができているものと考えられています。
「完全無欠」バターコーヒーの材料
完全無欠バターコーヒー作成に必要なもの
・カビ毒なしコーヒー豆
・グラスフェッド牛の無塩バター、またはギー(GHEE)バター
約10g、大匙1~2杯
・MCTオイル(100%中鎖脂肪酸オイル)
大匙1~2杯
・その他
コーヒーミル(あるいはミル搭載コーヒーメーカー ペーパーレスフィルターつきがよい)
泡立て器(ハンドブレンダー)
カビ毒なしコーヒー豆
良質なカビ毒なしコーヒー豆はつやがある
コーヒーはカフェインを含むため、かつて身体に良くないと言われていましたが、現在は研究されて多くの健康効果があることが認められています。
コーヒーにはポリフェノールの一つクロロゲン酸といった抗酸化物質を含み、血糖値の調整や動脈硬化予防、アンチエイジング効果に役立ってくれます。また、毎日3杯のコーヒーを3週間飲み続けた結果、ビフィズス菌が増えたという研究結果もあります。
カフェインは、覚醒作用があり、夜寝る前は控えたほうがいいですが、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進し頭の働きを高めてくれるため朝の目覚めに飲むと効果的です。
さらに、脳内の炎症を防ぎ、脳細胞の増加に欠かせないタンパク質、脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を誘発すると考えられています。
コーヒーには多くの健康と美容によい成分が含まれていますが、発がん性の高いカビ毒「アフラトキシンB1」と「オクラトキシンA」が多く含まれています。
カビ毒を含まない新鮮で高品質なコーヒーには必須栄養素、ポリフェノール、酸化防止剤などが含まれ、ストレスや心不全のリスクなどが軽減されるという研究結果が出ており、完全無欠バターコーヒーでは、カビ毒を含まないコーヒー豆を推奨しています。
「完全無欠」のバターコーヒーにぴったりなカビなしコーヒー豆
コーヒ豆を粉砕からしてくれる全自動式コーヒーメーカー
さらにペーパーフィルターでは抽出できない豆のもつ油分まで抽出することができるペーパーレスメッシュフィルターで、「完全無欠バターコーヒー」にぴったり。
クリームやミルクは、抗酸化物質であるクロロゲン酸の体内への吸収を邪魔し、砂糖は血糖値を上げ、インスリン抵抗性を増し中性脂肪の原因となります。
そのため、「完全無欠コーヒー」では、中性脂肪にならない、グラスフェッドバター(ギー)とMCTオイルを入れます。
グラスフェッドバター(またはギー)
グラスフェッドギー
グラスフェッドの「グラスは草」「フェッドは餌」といった意味です。
つまり、「グラスフェッドバター」とは放牧で草を食べさせた牛から取ったミルクでつくったバターになります。
一般のバターは、穀物など含んだ「グレインフェッド」を食べて育った牛から取れるミルクからつくられます。
ホルモン剤や抗生物質も投与せず、ストレスフリーの良質な飼育環境を与えて育てられた牛から取れたミルクは、栄養分が高く良質なバターに仕上がります。
一般のバターと比べると、血液をどろどろにする飽和脂肪酸が少ない上、ビタミン、鉄分、オメガ3脂肪酸といった良質な成分が数倍含まれています。
また、草に含まれるβーカロテンの黄色い成分がミルクにも含まれているため、一般のバターよりも黄色い色に仕上がります。
グラスフェッドギーは、グラスフェッドバターから脂質以外を取り出したもので、99.8%がピュアな脂質成分からできています。
日本ではあまり生産されていないため、ほとんどが輸入品となります。
ニュージーランド酸の無塩グラスフェッドバター
オランダ産グラスフェッドギー
MCTオイル(100%中鎖脂肪酸オイル)
MCTオイルとは、ココナッツに豊富に含まれる中鎖脂肪酸のみを抽出した100%中鎖脂肪酸オイルです。
ココナッツオイルは、飽和脂肪酸と美容に関わる中鎖脂肪酸(C12ラウリン酸)が多く含まれますが、MCTオイルはダイエットに効果のある脂肪を燃焼する中鎖脂肪歳(C8カプリル酸、C10カプリン酸)のみが含まれています。
中鎖脂肪酸を含むMCTオイルは吸収されやすく、はやくエネルギーに変換されるので、長鎖脂肪酸のように体内に残りません。また、体内に蓄積した中性脂肪を分解して脳のエネルギーとなるケトン体を産出するため、ダイエット効果だけでなく、脳の活動も活発化させる効果があります。
モンドセレクション受賞MCTオイル
完全無欠バターコーヒーのつくりかた
上記の「カビ毒なしコーヒー豆」、「グラスフェッドバター」、「MCTオイル」を混ぜて飲むのが、「完全無欠コーヒー」です。
順番1.コーヒーを入れる。
順番2.MCTオイル(大匙1~2杯)とグラスフェッドバター(約10g ギーの場合は大匙1~2杯)を入れる
順番3.ここでバターとオイルを混ぜてミセルというよく混ざった状態にすることが重要です。
スプーンで混ぜてもミセル状態にならないので、ブレンダー(泡立て器)で混ぜます。
ブレンダーはコップに浅く入れて泡が出るまで掻き混ぜます。
ブレインアシスト
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