脳神経細胞の栄養素BDNFを増やす ~お茶成分カテキン/テアニンを効率よく摂取~

BDNF

カテキン/テアニンを効率よく摂るお茶の入れ方

お茶に含まれるカテキン/テアニン成分は、抽出するときの水の温度で異なってきます。
そのため、温度に気を付けることでお茶から得られる効果、味も変化してくるので、その特性を知っておくとお茶の効力を最大限に引き出すことができます。

カテキン成分(EGCG、EGC)を抽出したい場合~広範囲の効果を得たいなら~

緑茶にしか含まれず、効能も高いエピガロカテキンガレート(EGCG)は、溶液中で82℃から構造変化が起こり、20℃以下の低温では抽出されにくい特性があります。
また、ECGCは抗炎症作用、EGCは免疫力を高める効果がありますが、高温であるほどこれらの効果が相殺され本領を発揮できないデメリットもあります。
一方、底温になるほど、エピガロカテキンガレート(EGCG)が減少しエピガロカテキン(EGC)の相対量が増加していきます。
そのため抽出温度を変えることにより、抗炎症用、免疫用として使い分けて飲むことができます。

適した茶葉・・・カテキンの多いお茶
 煎茶、深蒸し煎茶、番茶

温かいお茶の作り方・・抗炎症UP用
(ECGCをUP)

・適した抽出温度
 70℃~80℃(温かいお茶)
・急須に茶葉(パック)を入れ、お湯をいれて1~3分浸して飲む。

水出し緑茶の作り方・・免疫力UP用
(ECGをUP)

・適した抽出温度
 20℃以下(水出し緑茶)
・急須に茶葉(パック)を入れ、水をいれて4分浸して飲む。

カテキン多めのお茶なら

テアニン成分を抽出したい場合・・・カフェインを抑えたリラックス用

お湯で日本茶を入れると、カテキン類やカフェインの抽出量が増加しますが、逆に、温度を下げると、カフェインが減少し、エピガロカテキン(EGC)とテアニンのリラックス成分が増加してきます。
そのため、テアニンをたっぷり抽出したい場合は、「水出しアイスティー」あるいは「氷水出し茶」が適していますが、氷水を利用することでカフェイン量をぐっと減らすことができます。
また、カテキン、カフェインの渋み、苦味も減少するため、甘味が増し、夜寝る前でも安心して飲めます。

氷水出し茶に適した茶葉・・・テアニンの多いお茶
 玉露、抹茶、かぶせ茶
適していない茶葉
 番茶、ほうじ茶

「氷水出し茶」の作り方・・急須でつくる

水80~100cc(氷を除く)に対して茶葉10g(パック)を急須に入れ、10分待って湯飲みに注ぐ。

「氷水出し茶」の作り方・・ポットでつくる

1.茶葉25g(パックにする)を入れたポットに1リットルの水を注ぎ冷蔵庫に入れる。
2.1時間後、ポットから茶葉を取り除き、掻き混ぜ完成。

テアニンを多く含んだお茶を選ぶなら ~リラクゼーション、安眠、脳強化~

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