催眠力を高めてくれる栄養素
自律神経を整えトラウマケアに効果的な「Holistic Healing」や瞑想、マインドフルネス瞑想などにはなんといっても「集中力」「リラックス状態」が必要です。
特にHolistic Healingは深い潜在意識状態（脳波でΘ波が出る状態）ほど効果的です。
イメージング力と集中力にかかっているため、過度にひっ迫した状態で考え事が多く雑念が多すぎる場合は上手くいきにくい場合もあります。
そういった場合は、事前に運動や湯船に浸かって身体を温めてリラックスした状態で行うと効果的ですが、食事やサプリメントで気持ちを落ち着かせることも有効です。
催眠状態に誘導する集中力を高める場合は、カフェインのような覚醒状態で集中力を高めるものよりも、眠気を誘うリラックス状態で集中力を高める栄養素のほうが効果的です。
そのような催眠時に有効な催眠食にふさわしい栄養素を紹介します。
催眠・瞑想に効果的な神経伝達物質関係
アセチルコリン ～深いリラクゼーション状態のΘ波を誘導する～
アセチルコリンは主に認知機能に関わっている神経伝達物質ですが、副交感神経系を高める作用もあります。アセチルコリンが分泌されるとリラックスに関わるα波よりも深いリラックス状態を示すΘ波（シータは）の脳波が誘導されます。（海馬Θ波）
それにより高い集中力が得られ学習効率が高まるものと考えられています。
アセチルコリンを分泌するのに効果的な栄養素が脳の栄養素とも呼ばれる「レシチン」です。レシチンは大豆と卵黄に多く含まれるため、大豆食をメインにする食事を摂っていくと効果的です。
おすすめサプリメント
レシチンを摂るのは難しく、そんなときはサプリメントを利用するほうが効果的です。
吸収性を高めるVB12とビタミンB群が配合された卵黄レシチンサプリメントです。
卵アレルギーがあるかたは、大豆レシチンがよいでしょう。
GABA（ギャバ） ～興奮作用のノルアドレナリンを鎮静化～
神経伝達物質のGABA（ギャバ）は、脳内、体内においてもノルアドレナリンを抑制する働きがあります。
食品の中にもGABAが含まれていますが、野菜ではトマト、なす、じゃがいも、かぼちゃに多く含まれています。
また、発芽玄米は白米や玄米の数倍GABAや栄養素が豊富に含まれているので瞑想食としてお勧めです。
たまねぎ、にんにく成分
アリシン
アリシンはたまねぎ、にんにくのあの独特の強い刺激臭、辛味の成分です。
切ったりダメージを与えることで、アイリンが変化してできる成分です。
アリシンは血液サラサラ効果をもたらす成分として知られていますが、神経の鎮静化にも効果があるため催眠効果を高める作用もあります。
熱に弱く、水溶性であるので、加熱せずに生で食べるのが適しています。
アホエン
アホエンは、アリシンを80℃程度の低温加熱で変化したものです。
アホエンは、アリシンと反対に油脂性でにんにくなどを低温で加熱して、油といっしよに調理すると効率よく摂取できます。
60～80℃のオリーブオイルでにんにくから抽出したアホエンオイルは、アセチルコリンを分解してしまうアセチルコリンエステラーゼの働きを抑制するので、脳機能を活性化させ、認知症予防や記憶力向上の効果が期待されています。
おすすめ商品
「ためしてガッテン」で紹介されたオリーブオイルに抽出されたアホエンオイル。
納豆たまごかけごはんと一緒に摂るとアセチルコリンのパワーを引き出せます。
テアミン
テアミンはアミノ酸の一種で、緑茶に含まれるカテキンが光合成される前の成分です。
カテキンは覚醒作用があるのに対して、テアミンは反対にリラックス効果をもたらしてくれます。
テアミンは、緑茶には少なく、玉露や抹茶などの高級茶に多く含まれています。
また、抽出温度にも関係しており、20℃以下の低温で抽出するほどテアミンが多く含まれます。
催眠前や睡眠前には低温で抽出したお茶を飲むといいでしょう。
ハイカカオチョコレート ～手軽に摂れるトラウマケア食材～
チョコレートの原料カカオ豆に含まれる苦味成分のテオプロミンは、「神の食べ物」という意味があります。
チョコレートはかつて「神の食べ物」と呼ばれ、医薬品として使用されてきた歴史もあるように、健康食として見直されてきています。
テオプロミンはカフェインの仲間であるものの自律神経を調整してリラックスさせる効果以外にも、大脳新皮質に作用して集中力や記憶力を高めたり、血圧、血糖値の作用などもあります。
ハイカカオチョコレートは、虫歯にもなりにくく、BDNF（脳由来神経栄養因子）を増やしてくれるなどトラウマケア食材としても有効です。
おすすめ商品
ハイカカオ売上No1の95％ハイカカオチョコレート。1日3枚から5枚ペースで摂れる上、低GI食品なので糖質をあまり気にせず召し上がれます。
ホスフォチジルセリン（PS) ～ストレスの強いときに集中力を高めてくれる～
ホスファチジルセリン（PS）は脳細胞膜に多く存在する成分で、認知能力、集中力を高める作用があることで知られています。
ストレスが原因で集中できない、頭が回転しないときに効果の実感が得られやすいため、イライラや不安が強く雑念が多いときに試してみるのもいいかもしれません。
おすすめサプリ
100％大豆由来の遺伝子組換えなしのホスファチジルセリンを使用し更にビタミンB1、B6、B12を配合
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