脂質⑤脂質の割合の見方

栄養基礎

はじめに

脂質にも飽和脂肪酸、不飽和脂肪算とありますが、実際は多種多様な種類があり、それらの特性も異なってきます。
従来は脂質=太るというイメージが強いイメージがありましたが、すべてがそうではなく認識が変わりつつあります。
脂肪酸の特徴を知っておくと、肥満や生活習慣病予防、ダイエットに活かしていくこともできます。

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脂質の割合の見方 ~脂質が高いだけで太るわけではない~

食物の成分割合をみてみると、
 タンパク質…5.9g
 脂質…13.7g
 炭水化物…12.8g
と書かれています。

脂質とみると「太る」というイメージを抱く人も多いのではないでしょうか?
実際に脂質を細かくみていくと

脂質
 飽和脂肪酸
  -短鎖脂肪酸
  -中鎖脂肪酸
  -長鎖脂肪酸 
 不飽和脂肪算  
  -ω-9系脂肪酸(オレイン酸)
  -ω-6系脂肪酸(必須脂肪酸:リノール酸、γーレノリン酸、アラキドン酸)
  -ω-3系脂肪酸(必須脂肪酸:α―レノリン酸、EPA,DHA

といった構成となっています。

脂質の中でも太る要因は「長鎖脂肪酸」の量になります。
これまでは、飽和脂肪酸とひとくくりに言われていたのですが、ダイエット効果のある中鎖脂肪酸もこのカテゴリーに入っていたわけですね。
とはいっても、飽和脂肪酸の大半は長鎖脂肪酸であるのでそれほど間違いではないのですが・・。
脂質でも人体の中でつくることができない必須脂肪酸(ω―6系、ω-3系)も含まれているので、脂質=悪というわけではないのです。

脂質だけでその成分割合をパーセントで示したのが下記の図です。
食品の中には、炭素、水素、酸素が紐状になったものが3本づつ束になって存在しているイメージになります。

脂肪酸の配合比

例えば、オリーブオイルとベニバナオイルの成分表についてみてみましょう。
オリーブオイルは、ω―9系のオレイン酸が豊富に含まれている代表的なオイルです。
他にもリノール酸や飽和脂肪酸といった成分も含まれています。
食用油でよく利用されるベニバナオイルはωー6系のリノール酸が多く含まれ、オレイン酸は少な目の植物油になります。

同じ植物油で見た目も同じように見えますが大きな違いがあります。
オレイン酸は非必須アミノ酸。
リノール酸は必須アミノ酸。
必須アミノ酸と聞くと「いっぱい摂らなければ」と思いがちですが、現代日本人はω―6系の油は過剰に摂取しているようです。
ωー6系を過剰に摂取すると免疫細胞が働きにくくなり、その結果、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー性炎症疾患、さらには動脈硬化や心臓の病気などを誘発する可能性もあります。
植物油と記載があると、ほとんどがリノール酸が使われている可能性が高いので、なるべくオリーブオイルを利用するほうがよいと言われています。

反対に不足しているのが、ωー3系のDHA,EPA等です。
DHAとEPAは血液の流れをよくし、血管をしなやかにして動脈硬化を防ぐ効果があり、心臓の病気や脳卒中リスク、中性脂肪値を下げたり、アレルギー症状を改善したり、脳の活性化も期待できます。

飽和脂肪酸を多く含むオイル

一方、パーム油とココナッツオイルは飽和脂肪酸がいっぱい含まれています。
かつては飽和脂肪酸=太るといった捉え方でしたが、実際、その内訳をみてみるとガラッと変わってきます。
パーム油は、短、中鎖脂肪酸がほとんど含まれておらずほとんどが長鎖脂肪酸(パルミチン酸、ステアリン酸)です。
ココナッツオイルは8割が飽和脂肪酸ですが、その半分は短、中鎖脂肪酸になっています。
MCLオイルはこの中から、カプリル酸とカプリン酸のみを取り出したオイルなので、希少な成分といえるでしょう。
以上、脂質をみるときはなるべくどのような成分の脂肪が含まれているのかチェックしておくと、肥満や生活習慣病予防にも繋がっていけるかと思います。

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