はじめに
血液さらさら効果、頭を良くし、うつ病にもいいとされ、サプリメントでもよく見かける「DHA」,「EPA」。
DHAは「ドコサヘキサエン酸」、EPAは「エイコサペンタエン酸」といいます。
うつ病などの精神疾患は、かつては「神経症」と呼ばれていたように神経細胞の働きと関係があります。
うつ病になると、ストレスホルモンのコルチゾールが脳内に浸透し、脳細胞を破壊していくことが知られています。その結果、集中力、記憶力が低下するなど脳の働きが悪くなるため、脳機能を高めていくには、脳神経細胞を増やし、鍛えていく必要もあります。
近年は、神経細胞を増やすBDNF(神経栄養因子)への注目が話題になっていますが、DHA、EPAも脳の神経細胞を強化し、精神状態を高めてくれる作用のある栄養素の一つです。
また、DHA・EPA は、加齢に伴い低下する記憶力を維持し、血中の中性脂肪値を低下させる機能があることが報告されています。
その他にも、脳梗塞、心筋梗塞の防止、視力を高めるといった様々な効果もあります。
うつ病は、「Holistic Healing」で自律神経が整うことでかなり症状はよくなりますが、ストレスホルモンによって減少してしまった神経細胞自体は傷んだままの状態です。
精神状態、能力は、傷んだ神経細胞を再生していくことでさらに向上していくので、DHAやEPAは大きな手助けになるでしょう。
そんな、DHA,EPAと脳神経との作用の仕方、増やし方についてみてみましょう。