亜鉛(Zn)とは
成人の体内に約2~4gの亜鉛が含まれており、鉄に次ぐ全身に分布しているミネラルです。
約300の酵素成分であるため、不足すると様々な症状を引き起こしてしまいます。
また、細胞の新生を活発にしたり、生殖機能とも深い関係があります。
亜鉛(Zn)の多く含まれる食品
魚介類に多く含まれていますが、その中でも、かきやうなぎは亜鉛の量が多い食品です。
その他、肉類や藻類にも多く含まれています。
【亜鉛(Zn)を多く含む食品】
●魚介類: カキ、タラバガニ、ドジョウ、帆立貝、たらこ、するめ
●肉類: 牛レバー、豚レバー、ラム肩肉、豚肩ロース、牛肩ロース
●豆製品: レンズ豆、そら豆、大豆 他
亜鉛(Zn)の働き
発育を促す
亜鉛は細胞全体に存在し、DNA合成や新生を活発にし、骨や皮膚の発育をうながし、免疫力を高める作用があります。
酵素成分となる
新しい細胞をつくるために遺伝子の情報を写したり、たんぱく質を合成する反応をを進める酵素の成分になります。約300もの酵素成分であるため、不足すると成長障害、食欲不振、皮膚障害、性機能不全、味覚障害、精神障害(うつ状態)、免疫機能低下など、さまざまな問題を引き起こします。
生殖機能に関わる
生殖機能とも関連が深く、女性ホルモンの分泌を活性化させ、精子の形成に利用されています。
また、亜鉛の摂取不足による前立腺肥大、ED(勃起不全)など男性機能の健康に関わる栄養素として注目されています。
味覚に関わる
舌には味雷(みらい)という味を感じる味覚細胞があり、味雷の形成に深く関与しています。
その他
活性酸素の抑制、免疫機能の維持、インシュリン分泌の安定化など多彩な機能を持っています
亜鉛(Zn)の過剰、不足で引き起す症状
亜鉛は味覚に関わる味雷の生成に関わるため、不足すると味覚の低下が起こると考えられています。
無理なダイエット、食事制限によって亜鉛不足が原因となって味覚障害になる可能性があるため気を付ける必要があります。
酵素成分に関わるため、不足するとエネルギー生成も上手く働かなくなるため疲労感や免疫力低下に繋がる可能性もあります。
亜鉛は、摂りづらい成分でもあり、また体内での吸収率が悪いため、促進効果のあるビタミンCやクエン酸を多く含む食材を併せて摂る事がお勧めです。
通常の食生活では摂りすぎの心配はありませんが、サプリで過剰に摂りすぎた場合は、ミネラルの銅の吸収を阻害し銅欠乏性貧血を起こす過剰症が生じるので摂取量に注意が必要です。
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