栄養素ミネラルのサプリメント

食品・サプリメント
12 microelements for human health. Food sources. Food with the maximum content of basic minerals. White background

Na(ナトリウム)

成人の体内に100gほど(体重の0.1%強)あり、1/3は骨に、残りは多くが細胞外液に含まれています。カリウムとともに細胞の浸透圧や、酸・アルカリのバランスを調整したり、筋肉の働きや神経伝達が正常に保たれるよう働きます。過剰摂取が問題になりがちですが、生命維持に不可欠な成分です。
主に食塩として食事から摂取されます。とり過ぎるとむくみ、高血圧、腎臓病、動脈硬化などを招きます。

K(カリウム) ~細胞浸透圧を調整し、血圧を抑える~

ナトリウムとともに体内浸透圧を調整、水分を保持し血圧上昇を抑えます。カリウムが不足すると手足のしびれ、けいれんを起こします。
腎機能に障害がある場合、カリウムの取りすぎに注意が必要です。腎臓は体内のミネラルバランスを調節していますが、その調節機能が十分に働かず腎臓がカリウムを排出できなくなると体内のカリウム量が増え「高カリウム血症」となってしまうことがあります。

【効果】
・高血圧予防
・心筋の働きを抑制する
【吸収効率を高めるもの】
【吸収効率を阻害するもの】
【特記】
カリウムはナトリウムとペアで「ブラザーイオン」と呼ばれ、お互いに協力し合って働きます。
塩分摂りすぎ、高血圧気味の方はカリウムを。

Ca(カルシウム) ~骨や歯の形成作りの主力~

骨や歯の主成分的役割を担い、99%のカルシウムが骨や歯に存在しています。1%は細胞内、血液中に存在し、血液凝固、神経の興奮抑性などに関わっています。
不足するとイライラする原因にも。

【効果】
・骨の主成分
・血液の凝固など
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンC,ビタミンD、ビタミンK
・マグネシウム
【吸収効率を阻害するもの】
リン・食塩・カフェイン・アルコール
【特記】
体内での吸収率が低く不足気味なので摂っておきたいミネラル。
冬場はビタミンDが低下しCaの吸収不足で冬季うつの原因とも考えられています。

Mg(マグネシウム) ~酵素の働きを助けエネルギーを産出~

体内で約300種類以上の酵素の働きを助けるミネラルです。カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素です。多くの体内酵素の働きとエネルギー産生を助ける、神経の興奮を抑える、血管を広げて血圧を下げる、血液循環を正常に保つなどの働きがあります。
過剰に摂りすぎると下痢を引き起こします。

【効果】
・多くの酵素の働きを助ける補酵素として働く
・骨や歯の形成
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンD
【吸収効率を阻害するもの】
・過剰なCa,P
【特記】
ストレスにより減少しやすく、日本人は不足ぎみなので摂っておきたいミネラル。

P(リン) ~カルシウムとともに骨の成分に~

カルシウムに次いで体内に多く存在するミネラルで、骨や歯を作る材料になります。リンとカルシウムは血液中でバランスをとって存在しているので、リンをとり過ぎると、骨のカルシウムが血液中に放出され、骨のカルシウム量が減ってしまいます。また、腎機能の低下にもつながるとされています。
さまざまな食品に広く含まれているので、通常の食事で不足することはありません。加工食品や清涼飲料水に多く含まれるので、これらのとり過ぎに注意が必要です。

【効果】
・カルシウムとともに骨の成分に
【特性】
・Mgの吸収を阻害
【吸収効率を高めるもの】
【吸収効率を阻害するもの】
【特記】
日本人は加工商品などで摂りすぎになりやすいので減らすように注意。

Fe(鉄) ~ヘモグロビン、貯蔵鉄(フェリチン)の主成分~

赤血球の成分であるヘモグロビンを構成し、肺から取り込んだ酸素を全身に供給します。筋肉中のミオグロビンというたんぱく質の成分として、血中の酸素を筋肉にとり込む役割も担います。また、酵素の構成成分として、エネルギー代謝に重要な働きもしています。
不足すると鉄欠乏性貧血を起こします。また、疲労感や免疫力の低下もみられます。
体内では、機能鉄、貯蔵鉄(フェリチン)、輸送鉄に変えて存在しています。
サプリメントなどで鉄を過剰摂取を続けると、肝臓に障害を生じ成人では鉄沈着症、小児では鉄中毒を起こすので注意が必要です

【効果】
・ヘモグロビンの生成(機能鉄)
・フェリチンの生成(貯蔵鉄)
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンC(ヘム鉄)
・Cu
【吸収効率を阻害するもの】
・タンニン(お茶、紅茶など)
・フィチン酸(玄米など)・・Fe,Cuと結合
【特記】
吸収されにくく、ストレスにより減少し不足しやすい。女性は生理で特に不足しやすいので摂っておきたいミネラル。

Zn(亜鉛) ~新しく細胞をつくる~

新しく細胞をつくったり、たんぱく質の合成に必要な栄養で。新しく細胞を作ったり、たんぱく質の合成に必要な栄養素です。免疫機能や神経系の維持にも働くので、不足すると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなることがあります。舌にある、味蕾という味を感じる細胞を作るときにも欠かせません。

【効果】
・新生細胞に必要な栄養素
・味覚に関わる
・免疫機能、神経系の維持
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンC
・動物性たんぱく質
・クエン酸
・ケルセチン
【吸収効率を阻害するもの】
・カルシウム
・フィチン酸(玄米など)・・Fe,Cuと結合
・多すぎる食物繊維、リン酸
【特記】
・体内で活躍する場面が多く、不足しやすいので摂っておきたい重要なミネラルです。

Cu(銅)  ~鉄の吸収、輸送をサポートしヘモグロビンの生成を助ける~

赤血球にあるヘモグロビンの合成を助けたり、鉄の吸収を促進します。多くの酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素で、乳児の成長、血管壁の強化、皮膚の健康維持のためにも重要です。
また、鉄を体内で利用できるように変える代謝に関わり、貧血を予防する効果もあります。

【効果】
・Feの働きをサポートする
・酵素の働きを助ける
・乳児の成長
・血管壁強化、皮膚の正常維持
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンC
・果糖
【吸収効率を阻害するもの】
・亜鉛(Zn)

Mn(マンガン)  ~糖質、脂質の代謝、皮膚の代謝~

骨の発育に重要なミネラルで、体内で重要な働きをする酵素や、抗酸化作用を持つ酵素を構成する成分としても欠かせません。
体内には10mgほど存在し、肝臓、すい臓、毛髪などに分布しています。

【効果】
・代謝に関わる
・酵素を構成する成分
【吸収効率を高めるもの】
・ビタミンC
・果糖
【吸収効率を阻害するもの】
・亜鉛(Zn)

Se(セレン)

体内で生成された過酸化脂質を分解する酵素の成分として、細胞の酸化を防ぎ、老化や動脈硬化の予防に働きます。
通常の食事で不足することはあまりありませんが、不足すると貧血、関節炎、筋肉萎縮、免疫低下、がんの発症リスクを高めると言われています。

【効果】
・抗酸化作用
・老化、動脈硬化予防
【吸収効率を高めるもの】
【吸収効率を阻害するもの】

ブレインアシスト
「Natural Selfcare Program」
Topへ戻る

新感覚・劇的に脳が蘇る
トラウマ・ストレスヒーリング!

脳をヒーリングして「こころ」と「からだ」
のトラウマをケア

 

タイトルとURLをコピーしました